
投資はギャンブルだ!投資は危ないもの!という声を聞いたことがありますが、正しく投資すればリスクを少なくすることが出来ます。
今回は少しでも投資に関しての理解になる内容をご紹介します。
投資に絶対はないということを理解しよう
投資にはリスクが付き物です。とはいえ、正しく投資をすればそのリスクを少なくすることは可能です。
しかし、”投資には絶対はない”という事をまずは頭に叩き込んでください。

投資は最終的には自己判断で自己責任です。
何のリスクもなく、お金が増える・商売が成功するなんていう美味い話はまずありえないということをしっかり理解してください。
自分の大切なお金を守るためにも、正しく投資を理解しリスクと向き合いましょう。
まずは投資の基本から
まずは投資の基礎からご紹介します。
相場は読めないと知ろう
投資とは当たり前ですが基本的に安い時に買って、高い時に売って利益を得ます。
簡単にいえばりんご1個100円の時に買って、110円になった時に売れば10円の利益を得られます。100円の時に買って90円の時に売ったら10円の損失になりますよね。
原理は一緒です。
しかし、投資において下がるタイミングを読むことは誰も出来ません。
相場を読むことは投資のプロでも難しく、勝ち続けるという事はさらに難しいです。
そんな投資のプロでさえ相場が読めないのに、素人の我々が相場を読むことなんてまず出来ません。
ドルコスト平均法について知ろう
相場は読めないならいつ投資すればいいんだ?と思いますが、逆にいえば読めない相場は読まなくていいです。(下がるのを待たなくていい)
そこで有効な投資方法になるのが”ドルコスト平均法”です。
相場が下がった時に買って、相場が上がった時に売る事を100点だとすると、ドルコスト平均法は100点と0点は取らないけど50点(平均)は取れるという投資方法です。
100点を目指すのは一部の投資プロだけで良いです。
素人でも50点(平均)を取れれば充分だからです。
やり方はめちゃくちゃ簡単で、”毎月相場に関係なく淡々と積み立てる”だけです。
長期・積立・分散について知ろう
投資は長期・積立・分散の3つの要素が基本で、最も効果的な方法になります。
長期投資:長期間保有することで短期的な価格変動のリスクが緩和されるためです、平均的なリターンが安定してきます。また、複利の効果を味方につけて、雪だるま式に資産が増えていくメリットがあります。(ここでいう長期とは15年以上のことを指します)
積立投資:一度に投資するのではなく、毎月積立していくことによって購入価格が平均値に近い数値に安定してきます。(ドルコスト平均法)
分散投資:1つのところに投資せず、複数の銘柄や資産に投資することによって1つの悪影響を受けにくくします。それによりリスクヘッジ(リスクの分散)が出来るようになり安定性が高まります。(1つのところに集中投資してしまうと相場が下落した際に悪影響をダイレクトに受けてしまうため)
生活防衛費を確保したうえで投資をすることを知ろう
生活防衛費については生活防衛費についてで紹介していますので、まずはこちらを確保してから投資をすることを強くおすすめします。
理由としては、過去の相場から1929年の「世界大恐慌」では3年ほどかけて86%〜89%ほど下落した前例があるため、”大暴落”は必ずあるものとして理解しましょう。
この”大暴落”が起きた際に平常でいられるだけの生活防衛費は必ず確保した状態でいることが大切です。
この大暴落も長い投資の歴史でみても元に戻りましたし、なんならその時の相場以上に成長を続けています。
※単純に1,000万円投資していたら、100万円くらいまで資産が下落するということになるので、正常でいられるだけの資金は必要です。
下落時こそバーゲンセールだと知ろう
※先に紹介したドルコスト平均法をやっている事が前提です
株価の相場について”大暴落”や”下落”は必ずおきますが、人の本能として株価が下がってしまうと、これ以上損をしたくないと相場から撤退してしまう人がいます。
※損益がマイナスの状態で撤退することを「損切り」と言います。
しかし、長い投資成績の中で下落後は何年か経てば回復してきました。現在でも株価最高値を更新しているくらいです。
この”大暴落時”や”下落時”は、株価がまた上がると考え、安く・多くの株を買う事が出来ます。
いずれ上がる相場を信じて、「バーゲンセールだ!いっぱい株買えるぞ!やったー!」くらいの気持ちで撤退せずに相場に居続ける事が大切です。
投資は余剰資金でやることを知ろう
投資を初めて増えてくると、どんどんお金を入れようとしがちになります。

わたしも投資したての頃は、強気相場(株価が上がり続けている時)で資産が増えるのが楽しくなって、生活費を切り詰めてでもどんどん投資に回してました・・・
しかし、リスク許容度を超えるような投資は、下落した時に不安になってしまいがちですので、あくまでも”余剰資金”でやることを強くおすすめします。
投資基礎のまとめ
投資は一部のプロを除いて、長期・分散・積立をして長く相場に居続けるようにしましょう。
また、投資は相場が上がり続けるだけでなくて、暴落などで大幅に下がるものとして最低限の生活が出来るだけの生活防衛費を確保し、相場の上がり下がりに関係なく毎月こつこつ積立(ドルコスト平均法)を意識して、生活費などを除いた余剰資金で小さくスタートしましょう。
インデックスファンドとアクティブファンドの違いについて

アクティブファンドとインデックスファンドという言葉を聞いたことはありますか?
次はこちらの違いについてご紹介します。
本題に入る前に”投資信託”(ファンド)について簡単にご説明します。
投資信託(ファンド)とは?
投資信託とは、多くの投資家から資金を集め1つの大きな資金とし、証券会社等のファンドマネージャーが株式や不動産や債権などに分散投資して運用する商品です。
投資信託には
①株式を中心に運用する株式投資信託(ハイリスク・ハイリターン)
②国債や社債などを中心に運用する公社債投資信託(ローリスク・ローリターン)
③株式や債権や不動産やゴールド等の複数の資産に分散するバランス投資信託(バランス)
④特定の指数に連動した運用成績を目指したインデックスファンド(コスト低)👉️おすすめ
⑤特定の指数(インデックス)成績を超える事を目標としたアクティブファンド(リスク高)
など、幅広く存在します。
預けたお金をプロのファンドマネージャーが運用するので、投資初心者が個々人で運用するよりも簡単かつ、広く分散してくれる特徴があります。
また、プロのファンドマネージャーに運用を依頼する構造となるため、我々は投資信託を保有している間、運用・管理費として”信託報酬”という手数料を払うことになります。
信託報酬とは?
信託報酬とは、ファンドの運用依頼にかかる調査や分析に掛かる人的費用のことで、投資信託を保有している間は手数料(信託報酬)として支払います。

お金を預けて、運用・管理をお願いしているのですから運用している費用は支払わないとですよね。
※支払っているからといって、必ずお金が増える訳ではないことには注意です。これらを含めて投資は自己責任です。
インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、特定の指数(インデックス)に連動した運用成績を目指した投資信託のことです。
ここでいう、特定の指数とは日本では日経平均株価(日経225)やTOPIXがこれらの指数に該当し、アメリカではNYダウやS&P500やNASDAQやMCSI ACWI(オールカントリー:通称オルカン)などが該当します。

これらの指数についてはネットやニュースなどで聞いたことがあるのではないでしょうか?
こちらのインデックスファンドは、ベンチマークとなる指数と同じような構成銘柄や、比率になるように銘柄を組み替えているので、指数と同じような値動きになることが特徴です。
また、指数と同じような銘柄に組むことによって、調査や分析などのコスト面が安いため「信託報酬」も低コストになることも魅力の1つです。
アクティブファンドとは?
アクティブファンドとは、先にでたインデックスファンドの指数よりも高いリターンを得ることを目的とした投資信託の総称です。
メリットとしてはインデックスファンドよりもリターンが大きい可能性がある点になります。
デメリットはインデックスファンドよりもリターンが低くなるリスクもあることや、インデックスファンドよりも高いリターンを出すための調査や、分析などでコストが高くなるため「信託報酬」が高い特徴があります。
インデックス・アクティブファンドのまとめ
アクティブファンドを100点を取るための投資信託とするならば(0点になるリスクもある)、インデックスファンドは100点は取れなくても0点を取ることもなく、平均点は取れるイメージです。
我々一般庶民は平均を取れるだけで充分なメリットになりますので、初心者にはインデックスファンドを強くおすすめします。
S&P500とオールカントリーについて

ここでは初心者におすすめの投資信託をご紹介します。
S&P500
まず1つめはS&P500です。
S&P500とは米国を代表する株価指数の1つで、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アマゾンなどの、米国を代表する大型企業500社が構成銘柄に組み込みこまれています。
構成銘柄は3月、6月、9月、12月の3ヶ月毎に銘柄の入れ替えをしています。
簡単にまとめると米国の成長に投資するということです。
オールカントリー(オルカン)
2つ目は全世界株式オールカントリー(オルカン)です。
オルカンは世界に広く分散している銘柄で、世界に約50か国、約3000銘柄以上の企業が構成銘柄に組み込まれています。
構成銘柄は2月、5月、8月、11月の3か月毎に銘柄の入れ替えをしています。
オルカンは世界に広く分散していますが、60%がアメリカ、約5%が日本、その他先進国や新興国となっており、アメリカの相場状況によっては大きく相場が上下する可能性もあります。
しかし、定期的な組み換えがある為、場合によっては臨機応変に国別の構成比率を替えることも出来るメリットがあります。
どっちを選ぶ?
日本において、このS&P500とオールカントリーが投資先としての2TOPになりますが、どちらを選ぶかは、個人の自由です。
アメリカ1強を信じて、アメリカに全BETするならS&P500に投資
アメリカだけでなく、日本や他の国にも投資がしたいとか、アメリカがずっとこのまま1強なのかな?もしかしたら景気後退する時もあるかも?と不安に思うならオールカントリーに投資といった感じでご自身の感情と相談しましょう。
※また、このS&P500とオルカンを選ぶ時の注意点ですが、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(オルカン)などの「eMAXIS Slim」と名前がついているものを選びましょう。
※「eMAXIS」だけだと信託報酬が高いので、注意してください!

私は、アメリカの1強は揺るがないのではないかと思いつつも、広く多くの国に投資をしたかったので、オールカントリーを選んでいます。
色々考えなくても良いから楽という、精神的な面でもオールカントリーが自分には合っているなと思っています。
投資場所のおすすめ
これまで、投資の基本や初心者におすすめの投資商品をご紹介しましたが、次は投資先のおすすめになります。
投資場所としては、証券会社、銀行、保険会社、郵便局などがありますが、おすすめは”ネット証券”になります。
理由としては、銀行や保険会社などは人件費や実店舗がありコストが掛かってしまうため、先に紹介した信託報酬(手数料)が高くなりがちです。
その点ネット証券なら人件費や実店舗によるコストが少ない為、信託報酬が安いです。
どうせ払うお金なら少ない方が圧倒的に良く、長く投資と付き合うなら信託報酬も1%違うだけで数十万、数百万と大きく変わってきます。

S&Pやオルカン(全世界株式)という商品は証券会社、銀行など様々なところで取り扱っている商品ですが、同じ商品でも信託報酬の割合は全く違うので注意です。
同じ投資成績を出せるなら、手数料は絶対に安いところがいいです。
投資場所を選ぶなら、より資産を残すことが出来るネット証券を利用しましょう。
おすすめのネット証券
おすすめのネット証券ですが、”SBI証券”か”楽天証券”がおすすめです。
こちらの2つは住信”SBIネット銀行とSBI証券”、”楽天銀行と楽天証券”、といったように銀行と証券で連携することが出来るため、管理面でもわかりやすく楽な点とスマホ1つで銀行と証券間のお金の入出が出来ます。
また、ポイントでも投資が出来るメリットがあるので、活用していきましょう。
また、銀行口座とクレジットカードについて、こちらでもSBI銀行と楽天銀行についてご紹介しているので、クレジットカード+銀行+証券を一元化して、効率をUPさせましょう。
まとめ
投資におけるポイントを纏めます。
①生活防衛費を確保しよう
②投資は上がるリスクと下がるリスク(暴落はつきもの)もある
③長期・分散・積立を意識し下がっても損切りしないでホールドする(15年以上の長期保有を!)
④ドルコスト平均法を理解して、毎月こつこつと積立しよう
⑤信託報酬(手数料)が低い優良な投資信託(S&P500や全世界株式オールカントリー)を選ぶ
⑥ネット証券(SBI証券や楽天証券)を使い、銀行・クレジットカードも揃える
要点を抑えて投資で資産形成をしていきましょう!
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